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この記事で解決できること
- 旅の用途や目的に合わせたパッキング方法がわかる
- 旅の用途や目的に合わせたバック選びをできるようになる
「ロードバイクでロングライドしたい!」
そう思った時に、必須になるバックを紹介したいと思います。
ロードバイクを持っているなら、県をまたいで旅をしたい。
そういう思いって常に湧いてきますよね。
しかし、そんな重いと同時に湧き上がってくるのが、「重い荷物を持って長距離移動できるかな〜?」という不安。
ガジェットの重量問題も解決!
実際、僕も最初はこのような不安がありました。
なぜなら、持ち運びたいガジェットが多く、そしてとんでもなく重いからです。
持ち運びたいも
- MacBook Pro 16インチ(2kg)
- もしくはMacBook 12インチ(970g)
- ミラーレスカメラ + レンズ(1.5kg)
- コンパクトデジカメ(SONY RX100M7)
- コンデジ用ジンバル(CRANE M2)
- 外付けハードディスク
- GoPro
- ドローン(500g)
- モバイルバッテリー(380g)
- それぞれガジェットの予備バッテリー
などなど、ガジェット類だけで最大これだけ持ち運びます。。。。
なので、最初は不安だらけです。。。
途中でスタミナが切れて、燃え尽きそう。。。などなど。。。
今では出張までもロードバイクで行くようになりました
ですが、あれこれと試行錯誤をした結果、なんと今では熱海や三島などへの出張はロードバイク で決行できるようようになりました。
また、思い立った時に、すぐに荷物をパッキングして、千葉の房総半島へ出かけたりなどまでできるようになり、ロードバイクで旅をすることがとても身近な存在になったんです。
そこで今回は、ロングライドをする際のパッキング方法のコツや、あなたの旅の用途に合わせた適切なバックパック選びを紹介したいと思います。
ロングライドに慣れれば、交通費が浮く分を宿泊費に回せる
また、ロングライドに慣れると、より旅が面白くなります。
ロードバイクで現地まで移動することができれば、往復の交通費が掛からなくなります。
たとえば東京から熱海で新幹線で往復すると、約8000円程度かかります。
が、この8000円が浮くので、その分を宿泊費に回せます。
1泊2日の旅を2泊3日することができ、中1日は荷物をホテルに置いたまま現地をロードバイク で走り回ることができるので、より旅が面白くなります!
ロードバイク ロングライドにおける最重要なテーマ
さて、色々とパッキングをする前に、絶対に抑えておきたいポイントをお伝えします。
それは、「いかにしてロードバイクのスピードを殺さないようにするか」です。
ロードバイクの持ち味は軽さとスピードです。
コミック「弱虫ペダル」では、このように紹介されています。
「スピードに関係する以外のもの全てを排除した乗り物」と。
そして、このスピードに最も影響を及ぼすのが『軽さ』なんです。
つまり、荷物のせいでロードバイク が重くなってしまっては、せっかくのロングライドが楽しくなくなってしまうということです。
なぜバックパックがロードバイク に一番適しているのか
なので、ロードバイクは軽いままにしておかなければなりません。
ということは、必然的に体でせおうバックパックが一番最適ということになります。
もちろんメッセンジャーバックなど肩で背負うタイプもありですが、、ロングライドだと片側の肩だけでにとんでもなく負荷がかかってしまうのでオススメできません。
選定ポイント
それではここからバックパックの選定ポイントを見て行きたいと思います。
POINT1.バック自体が重くない
最初の頃は、「あれもこれも」という風に荷物を持って行きたくなります。
それに合わせて、収納がしやすいように工夫されているバックパックなど、ついつい機能性の高いバックパックを選びがちになります。
しかし、機能性が上がるにつれて、バックパックはどんどん重くなる傾向があります。
なので、機能性をそこまで追求せずに
Simple is the Best の精神で、軽いものを選ぶようにしましょう。
またデザイン的に、レザータイプのものなどが欲しくなるかもしれませんが、ロードバイクの性能を殺してしまうので我慢しましょう。
POINT 2. 夏は特に注意!背中のムレ防止がされているかどうか
バックパックを背負うと必ずぶち当たる問題。
それは背中のムレです。
背中がムレまくって、かなり不快です。。。
背中が痒くなります。。。
背中は体の中でも特に汗をかく場所で、夏場は20分走っただけでも背中がビチョビチョになることも珍しくありません。
そこで、ロードバイク用のバックパックには背中のムレ対策がされているバックパックが発売されています。
ムレ対策がされているのは大きく2タイプあ理ます。
タイプ1:バックパックの背面全体がドーム型になっている
背中のムレ防止に特化したタイプです。
背面がアーチ状になっているので、背中にバックパックが密着しないようになっています。
・メリット: 背中にバックパックの背面が完全に密着しないようになっているので、背中を風が通り抜ける感覚が気持ちよい
・デメリット: 背面がアーチ状になっているので、膨らんでいる箇所が邪魔になって荷物がとても収納しづらい。
タイプ2:バックパックの背面の縦のセンターラインが空洞になっている
↑のように、センターが空洞になっていて、ここから背中にこもる熱が逃げるようになっています。
・メリット: タイプ1のようにアーチ型になっていないので、たくさんの容量を積められる
・デメリット:タイプ1よりもムレやすい。それでも十分快適ですので、個人的にはこちらのタイプが気に入っています。
POINT 3. 2気質のタイプを選ぶ
バックパックに着替えや財布、モバイルバッテリーやカメラなどいろいろ詰め込むと、取り出したいものを取り出す時、かなり不便です。
ロードバイク に乗っている時は、快適に簡単に出し入れができるとかなり便利です。
そこで、2気室のバックパックがオススメです。
2気室とは、バックパックの上と下で空間が分かれていて、上から荷物を取り出すこともできれば、下から取り出すこともできるバックのことです。
たとえば、財布や充電ケーブルやタオルなど頻繁に使うものは、下のスペースに入れておけば、すぐにアクセスすることができます。
他にも一眼カメラを持ち歩く時は、一眼カメラを下のスペースに入れておけば、撮影したいときに、何にも引っかかることなくカメラだけを取り出すことができます。
POINT 4. 25Lくらいがちょうど良い?
ロードバイク をできるだけで軽くするためにバックパックにするわけですが、なんでもかんでもバックパックに詰め込みすぎると、今度は、肩と背中にとんでもなく負荷がかかってしまいます。
ロードバイクに乗っている時の体勢は前ががみになっているので、バックパックを肩だけではなく背中でも支えることになります。
すると、ロードバイク に乗っていること自体が辛くなってきます。
で、ちょうど良いくらいの容量はどれくらいなのか。いろいろ試した結果、25L容量のバックパックでした。
これくらいなら、特に体に負荷を感じ続けることができます。
POINT 5. 20Lのバックパックに入らない場合はサドルバックを活用
それでも、、、20Lでは容量が足りないという方は、さらに大きなバックパックを買い足すのではなく、サドルに取り付けるバックがオススメ。
もちろん、ロードバイクは軽いままにしておきたいので、衣類など軽い荷物をサドルバックに詰めるようにしましょう。
サドルバックにする理由は、大容量のバックを取り付けることができるからです。
POINT 6. 輪行袋は必ずロードバイク に取り付ける
輪行袋は必ずロードバイク に取り付けるようにしましょう。
バックパックのスペースは当然ながら限られています。
その限られたスペースを輪行袋に使ってしまうのはもったいないです。
幸いにも輪行袋は、かなり軽いものが用意されているので、ロードバイクに取り付けても問題ありません。
POINT 7. 給水ボトルは取り付けなくて良い
正直、スピード勝負のライドをしないのなら給水ボトルは不要かなと思います。
ロードバイク を止めて鞄から取り出してドリンクを飲むことが時間を省きたい!という時以外は不要です。
ロングライドの場合は、所々にある自販機やコンビニで休憩がてらドリンクを買って飲む方が、荷物にもならず軽くなります。
走りながら給水する必要はないですね。
ロードバイク 専用バック オススメメーカー
実は、たくさんのメーカーから様々なバックパックが発売されているのでかなり迷ってしまいます。
Deuter か ShimanoでOKです。
Deuterは世界中のサイクリストをはじめとしたアウトドア好きに愛されているブランドです。
登山用、サイクリスト用など、アウトドアのジャンルごとにバックパックを開発しています。
そして、それぞれのアウトドアごとに発生する悩みや問題を解決するための技術をたくさん持っています。
このDeuterが開発した技術を参考に他社が製品を作っているというくらいのリーティングカンパニー。
そして、これと匹敵するのがShimanoです。
Shimanoは日本発のメーカーでありながら、世界を代表する企業です。
有名なロードバイクにはこのShimanoのテクノロジーがたくさん使われているんです。そのくらいすごいテクノロジーを持っている企業です。
そんな企業がサイクリストのために開発するバックパックには、他社にはないShimano独自のテクノロジーがたくさん詰め込まれています。
ですので、最初は迷ったら、この2つのメーカーの中から探してみることをお勧めします。
用途別オススメバックパック5選
それでは、ここからは用途別にオススメバックパックを紹介していきたいと思います。
オールマイティーに活躍!ビジネスシーンにもロングライドにも!
オススメ1:deuter / スパイダー 25 D4810015
個人的には一番お気に入りのバックパックです。
実は、これロードバイク用ではなく、元々は登山用に作られたバックですが、ロードバイク にも人気で、時折ロードバイク 専門店で見かけます。
バックパック自体はかなり軽いですが、横幅も広く収納しやすく、2気質になっています。
普段、シティー用にもロングライド用にも使っています。
メリット
- オールブラックかつシンプルなフォルムでロードバイク のバックパックの中ではかなりオシャレな方です。
- コンパクトな見た目ながらMacBook Pro 16インチ、一眼レフカメラ、ドローンなどガジェット類一式がすっぽりとおさまります。
- 2機室で便利
- サイドポケットがある
- 背中のムレ対策がなされている(センターラインが空洞になっているタイプ)
デメリット
- シンプルなデザインなので、反射板などがついておらず、夜間車からは見えにくくなります。
- レインカバーが付属していないので、雨の日は要注意です。
オススメ2:deuter / ベロエアー 20 D6209120
こちらもオールマイティに使えるバックで、見た目もシンプルでかっこいいですね。
先ほど違うのは、ロードバイク専用に作られている点で、背中にあたる面がドーム型になっているので、快適なライドを楽しめます。
メリット
- 背中のムレ防止対策がある(ドーム型)
- レインカバーが付属している
- サイドポケットがついています
- ヘルメットをバックの外側に収納することができます。
デメリット
- 2気室ではない点が不便ですかね、
とにかく軽さと快適さ重視!
次に、とにかく軽く、そして快適さを重視したバックパックを紹介します。
ロングライドで持っていく荷物が少ない方や、一眼カメラなど重くて大きい荷物を持っていかない方にオススメのバックパック。
オススメ3:SHIMANO / R-16 16L ブラック/グレー バッグ
日本が世界に誇るサイクリング分品メーカーSHIMANOのバックパック。
SHIMANOならではのテクノロジーが詰め込まれているバッグ。
ポイント
- 背面に幾つかのパネルが配置されており、あらゆる方向に背中の熱が逃げていきます。
パネルの位置は調整可能 - クロスハーネスというショルダーベルトが採用されており、 ベルトが胸の中心あたりで留められるようになっています。
これにより、フィット性が高まり、さらに腕まわりがショルダーベルトに当たることがなくなるので、よりスムーズにロードバイクを楽しめるようになります。
デメリット
- 容量が16Lなので、あまり荷物が入りません。
オススメ4:deuter / レース EXP エアー レースEXP
軽さと快適さを極限まで追求したバックパック。
ポイント
- ショルダーベルトとウエストベルトがメッシュになっており、体のあらゆる場所がムレません。
- 背中のムレ防止対策として、アーチ型の背面が採用されており、背中にバックパックが密着しないようになっています。
- レインカバー付属
- 縦に大きく2つのパーテーションに分かれており、外側にあるパーテーションは細々としたアクセサリーを収納する仕切りがたくさん用意されています。
- ヘルメットホルダーを使えば、ヘルメットを装着できる
- ショルダーベルトにサングラスを装着する箇所が用意されています。
デメリット
- 上と下の2気室ではない点が残念。。。
ガジェットをもりもりに盛り込みたい方、ハイスペックなバックが欲しい方向け!
オススメ5:deuter / トランスアルパイン 30
最後はゴリゴリに機能性を重視たバックパックを紹介します。
機能性だけでいえばずば抜けていますが、とても重いので、筋力に自信のある方向け。
ポイント
- レインカバーを収納するスペースがある
- 背面の左にモバイルバッテリなど、縦に細長いものを収納するポケットがあり、スマホなどを充電しながら走行が可能
- 背面の右側にはスマホなどを収納できるポケットがあります。
- ウエストベルトにもポケットがついており、ここに鍵やイヤホン、小銭などを収納しておけます。
- 背中のムレ防止対策として、センターラインが空洞になっています。
- 外側にヘルメットを付けられるホルダーがあります。
- 2気室でとても便利
- 一番外側にはメッシュタイプの広いポケットがついており、ここに頻繁に取り出したいコンパクトカメラなどを入れておけます。
- サイドポケットもあります。
- 背面部分には、スポンジ性のシートが埋め込まれており、これを取り出して、岩場なで座るためのボードとして活用できます。
すごい!と思いますが、使ったことはないです。。。 - レインカバーが付属しています。
- ショルダーベルトにサングラスをフックしてかけておけるスペースがあります。
- 外側の小さなパーテーションに小物など収納できます。
- MacbookProの16インチもスッポリと入ります。
デメリット
- 重くて疲れます。。。
- ウエストベルトが太くて、邪魔かな、、、
機能性と重さ、快適さのバランスを考えて購入しましょう!
いかがでしょうか。
一口にバックパックと言っても様々なタイプのものがありますね。
どれを選ぶのか、その判断基準の一つとして、ガジェットをどれだけ持ち運ぶのかは重要ポイントです。
パソコンや一眼カメラなど持ち歩かない場合は、「とにかく軽さと快適さ重視!」の「オススメ3:SHIMANO / R-16 16L ブラック/グレー バッグ 」か、「 オススメ4:deuter / レース EXP エアー レースEXP」を。
パソコンや一眼カメラを持ち歩く場合は、重さと機能性のバランスが優れている「オススメ1:deuter / スパイダー 25」か、「オススメ2:deuter / ベロエアー 20」を。
体力に自信があり、とにかくたくさんの機能が欲しい方は、「オススメ5:deuter / トランスアルパイン 30 」がオススメです。
ぜひご自身のロードバイクライフに合わせたバックパック選びを楽しんでくださいね!