今回は、Plotter というブランドから発売されているバイブルサイズの手帳を紹介したいと思います。
人生の中で一番自分の暮らしにフィットしていて、しっくりきている手帳であり、大切なことを書き残しておく手帳になっています。
そこで、今回は1ヶ月間ほど使ってみたレビューをしたいと思います。
実は、このPlotterシリーズは、全サイズを持っているのですが、、、最後に購入したバイブルサイズがしっくりきています。
その理由も後ほどお伝えしていきますね。
Contents
Plotter が僕の暮らしにフィットする3つの理由
そもそも、このPlotterシリーズを僕が気にっている最大の理由は主に3つあります。
- 必要な情報を必要な分だけ持ち歩くというコンセプト
- 書いている時間が味わいく深くなるデザイン
- 万年筆も使えて、書くことを邪魔しない洗練されたリフィル
今回はこの3つのポイントを軸に解説していきたいと思います。
複雑化してしまった人生をシンプルに豊かにできるコンセプト
まずこのシステム帳としての薄さに洗練された思考を感じることができます。
実は、この薄さだと、あまりリフィルを収納することができません。
つまり、
今の自分にとって、「必要な情報や大切な情報をだけを選定して」持ち歩くことを想定されて作られている
ということです。
このシンプルさが魅力の一つです。
なぜなら、シンプルさは心や人生の豊かさ、そして成果の最大化を図るために必要がだからです。
現在、テクノロジーのおかげで、たくさんの情報を持ち歩ける時代になりました。
けれど、スマホにメモした情報を見返している人は少ないのではないでしょうか。。。
見返す頻度も1週間に1度もないことだってかなりありますよね。
他にも、スマホに入っている読んでいない電子書籍や仕事の書類・PDFなどなど、いろいろあると思います。
これらの情報は持ち歩いていることで、いつもで見返せるという安心感はあるけど、実際に自分の暮らしを豊かに幸せにしているかと聞かれると、そうでない場合が大半。
極端に言ってしまえば、
今ある情報の9割は、自分の人生を豊かにしていないし、実用性すらないことがわかります。
そして、
大切かどうかわからない情報をいつも大量に持ち歩いているということは、自分で取捨選択するプロセスを省いていることにつながり、
本当に今の自分にとって大切な情報がピンポイントでわからなくなります。
つまり、自分の人生の焦点もぼやけてピンボケしてまうことになります。
他にも複雑化による弊害はたくさんあります。
- 今の自分にピンポイントで必要な情報がわからなくなったりすりする。
- 不要な情報を持ち歩くことで、自分の頭が無意識に混乱している。
- あのメモどこに言ったっけかな?と検索している時間も無駄になっている。
- パッと出してパッと必要な情報にアクセスできないと、手帳を開けることすら面倒になる
などなどたくさんの弊害が生まれてきます。
特に雑多な中から情報を探し出すのは脳みそがエネルギーを消費するので、他のことにエネルギーを割けなくなったりもします。
今の自分に不要な情報はストレージへポイ!
このPlotter は今の自分に必要な情報だけを持ち歩くように設計されています。
たとえば僕がいつも持ち歩いている情報は以下のようなものです。
- 進行中のプロジェクトメモ
- 今年にやろうと思っていること
- その他のやることリスト
- 疑問に思ったこと
- 3年後、5年後のライフプラン
- 今週の日記 → 週末に振り返る。
僕は毎朝、この手帳を見返して、使わなくなったメモは取り除いています。
取り除くメモは以下のようなものになります。
- ひと段落したプロジェクトのアイディアメモ
- 先週書き溜めた日記
- そのほか使わなくなったメモ
などなどです。
では、使わなくなったメモはすべて捨ててしまうのか?というとそうではありません。
そこで活躍するのが、このストレージです。
このストレージにメモを収納していくことで、これまでのアーカイブをここにためておけます。
このストレージデザインも気に入っています。
PLOTTER製品は、手帳だけでなくアクセサリー類も、妥協することなくデザインや質感にこだわりを感じることができます。これもPLOTTERが好きな点です、
触り心地の良いフェルト生地、安定感がありシンプルなデザイン。
部屋にディスプレイしておいても画になりますね。
書いている時間が味わいく深くなるデザイン
最初に惹かれたのはこのミニマルなデザイン。1枚の皮と金具。
たったこの2つの素材だけで構成されている手帳ですが、とても洗練されています。そして、Plotterの手帳の素材は大きくは6種類用意されています。
素材 | バイブルサイズの価格 |
---|---|
リスシオ | 16,500円 ←オススメ |
プエブロ | 15,400円←オススメ |
コードバン | 26,400円 |
ホースヘアー | 9,900円 |
シュリンク | 9,900円 |
ブライドル | サイズ展開はミニ5サイズのみ |
この中でのオススメの素材は、「リスシオ」か「プエブロ」です。
その理由は3つ。
- ポイント1:経年変化を味わえるので育てる楽しみがある
- ポイント2:使われている金具がゴールドパーツで高級感を味わえる
- ポイント3:最高級ラインの製品ほど高くはない
それぞれの理由を見てみましょう。
ポイント1:経年変化を味わえる唯一無二の素材で育てる楽しみがある
Plotter は高級ラインと低価格ラインの大きく2つに分かれています。
<低価格ラインの特性>
低価格ラインの製品である「シュリンク」と「ホースヘアー」は、革自体にしっかりと加工がされているので、傷がつきにくく汚れにくいです。そして経年変化しないという特性があります。
→よくも悪くも、しっかりと加工されているぶん、革特有の味を感じることができません。
<高級ラインの特性>
反対に「リスシオ」と「プエブロ」は、しっかりとオイルを馴染ませた皮で表面は綺麗に整えられていますが、加工はされていません。
そのため、
- 手に取った瞬間に、滑らかさやしなやかさを実感することができます。
- さらに革独特の香りを毎回感じることができるので、さらに幸せな気持ちにさせてくれます。
- そして、手帳のオーナーの手の油分や過ごす環境に合わせて、革がエイジングしていくので変化する風合いも楽しむことができます。
また、プエブロとリスシオの革素材の違いを簡単にお伝えすると、
- プエブロには、いい意味での荒っぽさや無骨さを感じることができます。
- 反対にリスシオは、革表面の凹凸が少なく、滑らかで決め細いが仕上がりになっています。
どちらもいい味を感じることができるいい手帳ですね。
なので、革本来の素材や手帳を育てていく味わい深さを感じたい人にはおすすめです。
ポイント2:使われている金具がゴールド仕様で高級感を感じられる
僕が最初にPlotterを手にした時、購入したのはシュリンクのA5サイズ。
価格が安いのと表面の凸凹感が良くて使っていましたが、、だんだんともの足りなさを感じるようになっていったのです。。。
その理由は2つ。
- 革に味わい深さを感じない
- リフィルを留めておく金具がシルバーで高級感がない
実は、低価格ラインは、手帳を開けてみると、金具がシルバー色になっているのです。
最初は、
というふうに価格優先で購入しましたが、使えば使うほど、革にはゴールドパーツが合うことがわかってきました。
手帳を開けた瞬間に感じる高級感や暖かみなどが、まるで変わってきます。
シルバーの金具はどこか、インダストリアルな感じや冷たい感じを受け、革との相性はそこまで良いと思いません。
それに対して、
プエブロやリスシオは金具が外も中もしっかりとゴールドパーツでできているので、
手帳を開けた瞬間に、圧倒的なラグジュアリーさや暖かさを感じることができ本当に革との相性が抜群です。
さらに、
プエブロとリスシオでも使われている金具の種類が違います。- プエブロには、真鍮素材のような強い発色がある金色の素材が使われています。
- リスシオは、コッパー色(ピンクゴールド)という色のゴールドパーツが使われています。
このコッパー色の金具は、プエブロシリーズに使われているものと違い、淡いゴールドで艶っぽさがあり、一眼ぼれしました。
上2冊が「プエブロシリーズ」、下2冊が「リスシオシリーズ」。
金具の色を比べてみると、発色の感じが全然違いますね。
下2冊は上品で落ち着きのあるゴールドになっています。
コーヒーと共に書いている朝の時間にし合わせを届けていくれる感じがします。
手帳を開ける度に香ってくる、ほのかな革の香り。
書き込む度に、この革の質感と金具の質感がたまりません。
ポイント3:価格がリーズナブル
プエブロとリスシオをおすすめする3つ目の理由は、価格が高級ラインの中でも一番高いコードバンと比べて高くない点です。
- コードバンのバイブルサイズ:26,400円
- リスシオのバイブルサイズ:16,500円
コードバンに使われている金具はリスシオシリーズと同じコッパー色の金具であることもあり、僕的には価格と得られる満足度を比べてリスシオに落ち着きました。
革素材の違いは、
コードバンがツヤがありてかっているのに対して、リスシオはマットなツヤがある印象です。
とはいえ、コードバンより安いからといって、リスシオが決して安くない手帳であることも確かです。
なので、購入には少し勇気が必要ですよね、、
こんな時の判断基準は、
これからずっと人生を共にする道具、ずっとそばにおいておいて嬉しくなるものを買う
ということです。
人生を共にする道具には、値段では計れない価値を見出す必要があります。
その価値さえ見出せれば、どんな高い買い物であっても、人生レベルで有意義な買い物になります。
たとえば5年間使うことを考えた場合、
16,000円の手帳は、一年あたり3,200円の計算
になります。とても安いと思いませんか?
でも、もし妥協して購入してしまうと、またどこかで別の手帳を購入することになります。
そこでもし妥協をしたら、またその数ヶ月〜1年後にも違う手帳を買うことになり、お金だけを無駄に使い続けるハメになり、満足もできないままになってしまいます。
決して、高いから良い!ということではありません。
自分の心や人生を満たしてくれる道具であれば、値段ではなく、人生に与える価値ベースで購入するもの決めてみてください。
きっとライフクオリティーがそれだけグンと上がるはずです。
バイブルサイズが一番しっくりときている。
実はこれまでにいろいろなサイズのPlotterを試したくなって、気がつけば全サイズを購入していました。
このサイズの中でも一番のおすすめバイブルサイズでした。
最後に購入したサイズが一番しっくりくるなんて、、、笑
全サイズを3つのポイントで比較してみましたので、チェックしてみてください。
サイズ | サイズ | 携帯性 | 書きやすさ | 開けやすさ |
---|---|---|---|---|
バイブル | H180×W115×D15mm | ○ | ○ | ○ |
ミニ | H140×W100×D15mm | ◎ | △ | ◎ |
ナロー | H180×W105×D15mm | ◎ | △ | ◎ |
A5 | H220×W170×D15mm | △ | ◎ | △ |
この表を見ていただくとど、バイブルサイズは、全てにおいてバランスが取れているサイズだということがわかります。
他のサイズは、あるポイントでは優れているけれど、あるポイントでは劣っているという感じです。
僕のように、
旅行やアウトドアによく出かける人や、カフェなどに持ち出す人にとってはピッタリ
だと思います。
- カバンの狭いポケットであっても出し入れが簡単
- 思いついた時にパッと開けられる快適さ
- ここまでコンパクトなのにある程度の大きいので書きやすい。
携帯性において一番優れているのは、ミニサイズやナローサイズですが、あまりにも小さすぎて書きにくい。。
文字が詰まった感じになってしまいます。。。
一方でA5サイズは、大きな用紙に思いっきりかけますが、、携帯性が圧倒的に悪くカバンの中で幅を取ってしまいます。
そして、大きい分開けにくい。。。
電車などで移動中に見たい時、カバンから取り出しにいくいですし、、開ける時も大きな動作が必要なので、隣の人に腕がぶつかりそうになる時もあります。
その点、バイブルサイズは、片手に収まるコンパクトサイズでありながら、十分なスペースが確保されているので、書きにくいと感じたことがありません。
リフィルが素晴らしい
Plotter の専用リフィルもかなり素晴らしいのです。
シンプルで洗練されたデザインがたまらなく書きたい欲を刺激してくれます。
- シンプルで主張しない罫線
- 一番上にはさりげない赤ラインが入っており、見出しスペースとしての認識のしやすさがあります。
- 万年筆を使っても裏映りしない
- 様々なリフィルが発売されていて楽しい
現在、バイブルサイズには7種類のリフィルが用意されています。
- 無地
- 2mm方眼
- 6mm罫線
- To Do リスト
- ドローイングペーパー
- ワールドマップ(世界白地図)
To Do List 6mm 罫線 地図 スケッチブック
この中で僕がヘビーユースしているのは「6mm罫線」と「無地」タイプのリフィル。
どちらもかなり使いやすいですね。
メインは無地タイプを使用。
何も考えず自由にスケッチしたり、メモを走り書きで残せる点が気に入っています。
あと、極力シンプルなデザインが好きで、PLOTTER というグレーの刻印と、左上に日付だけ書き込んでおける必要最低限のデザインが気に入っています。
ただし、
情報を整理したり、タスクを洗い出したりするときは、圧倒的に6mm罫線が役立ちます。- さりげなく一番上に入っている赤いラインと、
- 薄い青グレーの線、
- そして線の横に打たれている数字、
これらが本当に使いやすいです。
この数字はタイムラインとしても使えるので、1日のスケジュールなどを書きたい方にもおすすめです。
その他に揃えておきたいアイテム
その他、最初に揃えておきたい最低限のアクセサリーを紹介しておきますね。
それは、この3つです。
- 本革リングサポーター
- バンドリフター
- リフター2枚
- インデックス
本革リングサポーター
これは金具のリングが革に干渉するのを防ぐための必須アイテムです。
このリングが革に当たると、リングの跡が経年変化とともにくっきりつくようになります。
これはこれで味があっていいのですが、綺麗に使い続けたい方は必ず揃えておきましょう。
このリングカバーも革でできており、アンティーク感がたまりません。
バンドリフター バイブルサイズ
これも必須のアイテム。
Plotterがカバンの中で勝手に開いてしまわぬよう手帳をゴムバンドで留めておきます。
下敷きがわりにも使えるので、僕は一番最後に入れています。
こうすることで、一番最後のページも綺麗に守ることができます。
リフター2枚 バイブルサイズ
これも必須です。
一番最後のページは先ほどのバンドリフター で保護するとして、一番最初のページもしっかりと保護したいので導入しました。
リフィルが直接、革に干渉しないように防いでくれます。
インデックス バイブルサイズ
手帳の中でリフィルを整理するためのインデックスです。
こちらはPlotter 製ではありませんが、5色とも少し色褪せたマットな質感でPlotterとの相性が良いので導入して、めちゃくちゃ重宝しています。
本革ペンホルダーリフターはいらない
最後に買って後悔したアイテムを紹介します。
それは本革ペンホルダーリフター。
一見、便利そうに見えますが、リフィルに書き込むとき、このペンフォルダーが、手に当たってしまい最高に邪魔です。
なので、僕はこんなふうにしてペンを入れておいます。
まとめ
ということで、長々とPlotterを紹介してきました。
Plotterを暮らしに導入することで、複雑で日々増えていく情報をシンプルにマネージメントすることができるようになります。
そして、自分にとって大切な情報にフォーカスする時間が自然と増えていくので、ゆったりとした気持ちで過ごしながらも、様々な成果もも出やすくなります。
何よりも頭の中を常にシンプルで水々しい状態に保っておけるのが何よりもいいですよね。
また、非常にスリムなので、旅のお供にも最適です。
このアンティークで高級感のあふれるデザインは、
持ち歩くたびに手帳をカバンから取り出すたびに、開けるたびにどんどん好きになっていきます。
毎回手帳を開ける度に嬉しい気持ちになれる、そんな手帳だと思います。