Contents
GoProにはMicro SDカードが必要
一般的にカメラなどの撮影機材で使用するのはSDカードです。
ですが、GoProなど超小型カメラについては、SDカードを収納するスペースすらも小型化する必要があるため、通常のSDカードよりも、さらに小型化されたmicro SDカードが必要になります。
メリットとしては、通常のSDカードよりも半分程度小さいにも関わらず、一番容量が大きなもので言うと、256GB以上のものも用意されていたりします。
micro SDカードを使うメリットとしては、小さいが故に持ち運ぶときなどは管理がとても楽ですが、反対に小さすぎるが故にとても失くしやすくもあります。
またSDカードよりも値段が比較的高い傾向にあります。
micro SDカードの挿入方法
micro SDカードの装着方法は簡単です。
装着場所はGoProのバッテリーの差込口のすぐに横にあります。
とても小さな隙間なので、正直、入れにくいですし、そして取り外しにくいです。
ですが、GoProはわざわざ本体からSDカードを取り出さずとも、スマートフォンのアプリを使って、動画を保存ですので、そこまで何度も取り外す事はありません。
micro SDカードは何枚必要?
さて、持っておいた方がいい枚数ですが、正直、最初は一枚で十分でしょう。
GoProを手に入れる前は、2、3枚持っておいた方が良いのかな?と思っていましたが、いざ手にしてみると、1枚あれば、旅行で使ったとしても余裕で1日持ちます。
SDカードの容量については、後ほど詳しくお伝えしますね。
microSDカード必要なスペック / この3つを確認すればOK!
結論から言うと、3つの項目をチェックしましょう。
以下の3つの基準を満たしていれば、快適な撮影環境で楽しむことができます。
- 容量は64GB
- 転送速度:UHSスピードクラス 3
- 転送速度:ビデオスピードクラス3
64GBで撮影できる時間はどのくらい?
SDカードの容量については、できるだけ多い方が良いと考えがちですが、実は64GB程度で大丈夫です。
64GBでいったいどのくらいの時間、撮影することができるのかと言うと、
- 4K映像であれば120分程度
- 1080 フルHDであれば 4時間程度
- ハイパーラプスなどになると、100時間程度です。
もしかすると、4Kで120分て短いんじゃないの?
そう思われた方もいるかもしれませんね。
ですが、素晴らしい映像は大抵、1カットが5秒以内なんです。
5秒以上の同じ映像が続くと、それだけ間延びしていますのです。
つまり、10秒以上連続で撮影をする必要ないと言うとになるので、120分も撮影することはありません。
1カット、1分以上の4K動画が通常のPCのスペックでは編集不可
さらに、問題があります。
4K動画はたった1分撮影するだけでも1GB以上の容量を使うため、非常にファイルサイズが大きくなってしまいます。
この映像をスマートフォンに保存するのにめちゃくちゃ時間がかかってしまいますし、このような映像を編集しようと思うと、通常のPCスペックだとすぐにフリーズしてしまうので、使えません。
このような理由でSDカードについては、64GB以上の容量は必要ありません。64GB以上でも十分にうハイクオリティーな映像作品を作ることができます。
GoProの動作保証
また、SDカードの動作保証というものがあり、128GBまでの容量までしか動作保証がされていません。このような点からも64GBで十分だと言えます。
【理解必須】UHSスピードクラスとビデオスピードクラスとは?
転送速度が遅いと撮影が中断してしまう!?
転送速度とは、書き込み速度と読み込み速度のことを言います。
書き込み速度は、GoProで撮影した映像をSDカードに保存していくスピード。
読み込み速度は、SDカードに保存したデータをパソコンやスマートフォンに保存するスピードです。読み込み速度が遅いと、保存するのに数時間かかるケースもあります。
この転送速度はとても大切で、いうならばSDカードの脳味噌部分に当たります。
この転送速度が遅いと、撮影した映像をうまくSDカードに記録することができず、強制的に撮影が中断されたり、映像がガタガタとかくついてしましまいます。
ですので、転送速度は妥協せずに良いものを選ぶことがポイントです。
また、転送速度が早ければ早いほど、SDカードへの保存速度が上がるので、連写スピードも上がり、大切なシーンを逃しません、
UHSスピードクラスは3を
ただし、最初は難しいことを考えずに、UHSスピードクラスが「3」と表記されているものを選べばOKです。
UHSスピードクラスは、現在の転送スピードの中でかなり早く、まだ全てのデバイスに対応はしていませんが、GoProはもちろん対応しています。
以下のように「U」という英語の中に「3」と表示されていれば、UHSスピードクラス 3になります。
ビデオスピードクラス30を
さらにビデオスピードクラスという、動画撮影専用の転送速度を表すものも存在しています。
SDカードがビデオクラススピードにも対応している場合は、ビデオクラススピード 30 を選びましょう。
以下のようにVという英語の横に30と表示されているものを選べばOKです。
micro SDカード、オススメのメーカーはどこ?
メーカー選びもかなり大切です。
「SDカードは、安いメーカーのところで大丈夫だろう」と、ついつい安いものを選びがちです。
ですが、SDカードは人間でいうところの心臓部分にあたります。
SDカードが低品質であれば、せっかくGoProなど良い機材で撮影しても、映像が角ついたり、消える場合があります。
特に旅行などは普段行けない場所に行きますし、一生に一度しかいかない場所になってしまうかもしれません。
そんな時、せっかく撮影した映像に不備があったら本当に後悔しますよね。
だからこそ、しっかりとしたものを選びましょう。
GoProが保証しているメーカーはSanDisk
まず、GoProが公式に推奨しているメーカーがあります。
それはSanDisk社のSDカードです。
SanDisk社といえば、SDカードではトップシェアを誇る老舗メーカーです。
安心して使えます。多くのカメラマンが愛用しているSDカードです。
その他のオススメメーカー
その他に、Samsungやソニー、東芝、などのSDカードも高品質で十分に信頼できるメーカーになります。
データの復旧作業なんかもできる
信頼できるメーカーのSDカードを購入した方がいい、もう一つの理由はデーター復旧をしてくれるところもたくさんあるからです。
気になる方は、ぜひチェックしてから購入してみてください。
目的別にmicro SDカードを選ぼう
初期費用をとにかく安く抑えたい
スペックについては、先ほどお伝えしたUHSスピードクラス3、ビデオスピードクラス30を選びましょう。
では、どの部分で安く抑えるのかというと、容量とメーカーです。
オススメは64GBですが、32GBで十分です。
この容量を抑えるだけで、価格が驚くほど下がります。
また、後ほど紹介するTranscendというメーカーのSDカードをオススメします。
比較的新しいメーカーですが、高品質でリーズナブルな価格設定で多くのファンを抱えています。
とにかく旅行でたくさん使う方
旅行で飛行機を使う場面がある方は、荷物検査の際のX線でSDカードが壊れてしまう可能性があるので、耐X線機能がついているものを選びましょう。
写真もGoProでどんどん撮影したい。
GoProで連写撮影をしたいなら、UHSスピードクラスだけでなく、書き込み速度を数字でしっかりと確認して、最も早いSDカードを選びましょう。
高画質動画をたくさん撮りたい
高画質動画を長時間撮影したい方は、128GBの容量を選びましょう。
これ以上の容量はGoProが動作保証をしていないのでNGです。
マリンスポーツで使いたい
防水対応のSDカードがあるので、それを選びましょう。
ハードなアクティビティ
マウンテンバイクやスカイダイビングやランニングなど、激しいアクションを伴う場合は、落とした時の強い衝撃に耐えられるように、耐衝撃性が備わっているSDカードをセレクトしましょう。
オススメmicro SDカード4選
それでは、ここからは、オススメのSDカードを紹介していきます。
オススメ1: SanDisk SDSQXCG-064G-GN6MA
書き込み速度と読み込み速度を数字ベースで他社製品と比べてみてください。
そのスピードが破壊的です。
類をみないスペックを有しているため、ガシガシGoProを使って撮影を楽しみたい方に向いています。
ポイント
- GoProが公式に推奨しているSDカードなので安心して使用することができます。
GoProサイト内で唯一販売されているSDカードです。 - 読み込み速度ならびに書き込み速度が段違い速い。
- GoProの日本の総代理店タジマコーポレーションもこのSDカードを推奨しています。
スペック
- 容量:64GB
- UHSスピードクラス:USHスピードクラス3
- ビデオスピードクラス:V30
- 読み取り速度:最大300MB/秒
- 書き込み速度:最大260MB/秒
オススメ2:SanDisk SDSQXA2-064G-GN6MA
こちらも1つ目と同じくSanDisk社の安心できるモデル。
このSDカードは、GoProを開発するときに使用されたSDカードということもありオススメです。
スペックとしては、1つ目のSDカードよりもかなり落ちますが、安心してください。
1つ目に紹介したモデルのスペックが異常なまでにスゴイだけです。
ですので、このSDカードでも4K動画撮影など十分に使えます。
コスパ的には一番オススメで、僕もかなりお世話になっているSDカードになります。
ポイント
- GoProのお墨付きSDカード
GoProサイト内で唯一販売されているSDカードです。 - 転送速度が早く、ストレスなく撮影やPCヘの取り込みが可能
- 1つ目のSDカードよりも、リーズナブルな価格で手に入るため、最初に購入するSDカードとして最適
スペック
- 容量:64GB
- UHSスピードクラス:USHスピードクラス3
- ビデオスピードクラス:V30
- 読み取り速度:最大90MB/秒
- 書き込み速度:最大40MB/秒
オススメ3:Samsung MB-MC64GA
こちらはSamsungのSDカードです。Samsungといえばスマホなどをイメージしがちですが、実はSDカードメーカーとしてもかなり老舗企業になります。
韓国製ですが、ドローンの覇者DJIが公認しているメーカーのSDカードということもあり十分に信頼に値します。
ポイント
- GoProの総代理店タジマコーポレーションが動作保証をしているSDカードになります。
- ビデオスピードクラスという転送速度の規格に対応していませんが、十分に使えます。僕もドローンやアクションカメラで使っています。
- 何よりSanDiskよりもリーズナブル手に入る点が良いでしょう。
スペック
- 容量:64GB
- UHSスピードクラス:USHスピードクラス3
- ビデオスピードクラス:非対応
- 読み取り速度:最大100MB/秒
- 書き込み速度:最大60MB/秒
オススメ4:Transcend microSDカード 64GB UHS-I U3 Class10 V30 A2 対応 (最大転送速度100MB/s) TS64GUSD330S
こちらのTranscendは、SanDiskやSamsungと比べて、比較的新しいメーカーになります。
ですが、高品質なことから世界的にかなり人気があります。
SanDiskはかなり信頼のできる品質を誇り安心できますが、価格が他者と比べて高いです。
ブランド力がある分、そのブランドに対してお金を支払っている側面があるからです。
これにくらべえ、Transcendは、品質はしっかりとしていますが、ブランド力がSanDiskと比べて劣る分、低価格で購入できると考えると分かりやすいですね。
ポイント
- 転送スピードの高速化に特価したカード
- UHSスピードクラス3、ビデオスピードクラス30という申し分ないスペック
スペック
- 容量:64GB
- UHSスピードクラス:USHスピードクラス3
- ビデオスピードクラス:V30
- 読み取り速度:最大100MB/秒
- 書き込み速度:最大85MB/秒
結論
いかがでしたでしょうか。
Micro SDカードは実に多くの会社から発売されていますが、撮影したデータが消去してしまう、録画中に撮影が中断してしまうというリスクを排除するために、以下の点に気をつけて選ぶようにしましょう。
以下の信頼できるメーカーから選ぶ
- SanDisk
- Samsung
- Transcend
- LEXAR
- 東芝
以下のスペックを選ぶ
- UHSスピードクラスは「3」
- もしビデオクラススピードが表記されていたら「V30」をセレクト