いざ寺田屋事件へ!

京都市の伏見区にある歴史の跡地

ずっと訪れてみたいと思いつつ、京都を訪れた時はいつも後回しになってしまう寺田屋に、遂にいくことができました。

実際に建物を目の前にすると、「ここがあの寺田屋か〜」となんだか感慨深い気持ちにさせられます。

「寺田屋事件」

この『寺田屋事件』という言葉は誰しもが一度は耳にしたことがあると思いますが、日本に大きな革命を起こし時代を丸ごとひっくり返した風雲児『坂本龍馬』が襲撃された事件のことを指します。

龍馬は、この寺田屋で窮地に追い込まれ深傷を追いますが、なんとか逃れ生き延びることができました。

寺田屋とは

この寺田屋は慶長二年に京都市の伏見区にオープンした船宿でした。

これから船に乗る人、または船で長旅を終えた人がこの宿に宿泊していたのです。

この伏見区は船宿が多いエリアであり、この寺田屋は薩摩藩士の宿として使われていました。

船の写真

この寺田屋の女将が「お登勢(おとせ)」という女性で、時代をひっくり返そうとする薩摩藩士をずっとかくまい援助してきた歴史上の重要人物となります。

お登勢

そして、薩摩藩士と交流が深かった坂本龍馬もこの宿を、とても気に入っており使っていました。

また、この寺田屋で働いていたお龍という中居がいたのですが、このお龍はなんと坂本龍馬の妻となる人だったのです。

入り口

さて、それでは早速入っていきたいと思います。

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玄関を入ってすぐの玄関はこのうようになっています。

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まずは二階から

順路は、まずは二階に上がり、二階を見学したのちに1階へと降りるようになっています。

階段を上がっていきます。

あたり一面を見渡す限り、写真や直筆の資料がディスプレイされています。

二階はこのようになっており、たくさんの部屋が連なっています。
外見から想像していたものよりかなり広々としています。

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重要人物

寺田屋のいたるところに、龍馬にゆかりがあり、時代を動かした重要人物の写真が飾られています。

この人たちが実際にこの空間で過ごしていたのかと思うのととても重みを感じます。

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龍馬の幼少時代からの親友である武市半平太や、木戸孝允や中岡慎太郎など、様々な獅子の写真を見ることができます。やはり歴史跡地で見るのと、教科書などで見るのとでは、見え方が180度変わってきます。

刀傷

実際に龍馬が襲われた時の刀傷もあります。

ちなみに龍馬の剣術の腕前はというと、北辰一刀流の免許皆伝を受けており、江戸で1位2位を争うほどに強かったのです。しかし、結局龍馬は生涯で誰一人斬ることはありませんでした。

さすが龍馬。龍馬は武力ではなく、仕組みやアイディア、知恵でこの国を動かし変えようとしたのです。

「無血開城」

無血開城をという言葉を聞いたことがあるかもしれませんが、無血開城とは、当時、日本を治めていた徳川家が、江戸城を天皇に明け渡すというものでした。

これは何を意味するかというと、江戸幕府が政権を天皇に明け渡すことを意味していまうs。

当時、徳川家は実質的に京都に住む天皇よりも大きな実権を握っており、事実上日本を統治していました。

そして、本来、天皇がその座を奪い返すためには、戦争を起こし江戸城を攻め落として、領土を占領しなければなりません。当然そこには大量の血が流れることになります。

ですが、なんと一人の死人を出すことなく、これを達成することができたのです。

無血開城、、読んで字のごとくですよね。

そして、この無血開城を画策したのが坂本龍馬だったのです。

無血開城が行われることで、徳川家は勢力を失い、長く続いた江戸時代が終わりを迎え、明治時代に入っていくのです。

まさに時代を変えた出来事であり、その中心には龍馬がいたのです。

龍馬が愛した部屋

さて、そんな龍馬が愛した部屋、よく使った部屋がこの2階にあります。

ここが龍馬の部屋でした。

龍馬は、当時ここでご飯を食べて、寝て、過ごしていたのです。いや、そう思うと感慨深いものがありますよね。

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例の階段

さて、1階へおりていくこの階段。

この階段は寺田屋事件を語る上では欠かすことできない重要な階段です。

この階段は、のちに将来龍馬の妻となるお龍が、敵の襲撃を龍馬に知らせるために駆け上がった階段です。

実はこの階段を降りた先にはお風呂場があります。

ここでお龍がお風呂に入っていたところ、外から怪しげな影が見ました。

それが敵襲であったことをいち早く察知します。

当時の龍馬は革命を起こそうとしていたわけですから、当然ながら、幕府にしがみついた連中や藩からは命を常に狙われていたのです。

で、その敵の気配に気がついたお龍は、その敵襲をいち早く知らせるために、湯船から慌てて飛び出し、服を着ずに裸のまま階段を駆け上がり、龍馬に知らせたのでした。

このおかげで龍馬は態勢を整えることができ、なんとか逃げ切り生き延びたのでした。

その他の写真

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バックグランドを知る

こういった歴史建造物の見学を最も面白くするものは、そのバックグランドをどれだけ知っているかどうかです。

たとえば、この寺田屋で事件がどのうように起きたのか、その事実を知らなければ、言ってしまえば、岩ゆる京都ではよく見られる木造建築です。

確かに風情ですが、それだけの感想で終わってしまいます。

そこで寺田屋に行く前にオススメなのが、漫画『お〜い!竜馬!』を読んでおくことがです。

ジャンプで連載されていた漫画で、よくある歴史漫画ではなく、とても面白く読んでいけます。

楽しみ方が100倍以上変わるはずです!

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